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【レポート】山田亘「西成なるへそ新聞」公開キックオフ・ミーティングを開催しました。

2013年3月29日(金)更新レポート

【レポート】山田亘「西成なるへそ新聞」公開キックオフ・ミーティングを開催しました。

山田亘(やまだ・こう/写真家、メディア表現)による新プロジェクトの公開キックオフ・ミーティングを開催し、「西成なるへそ新聞・第1号」がとうとうお披露目されました。

会場は、呉夏枝さんのプロジェクトが進行中のkioku手芸館「たんす」です。
「たんす」の個性でもあるちゃぶ台スペース(通称「小上がり」)をステージに見立てての開催でした。
30人強の参加者があり、こぢんまりとした「たんす」がギュウギュウに。

前半では、山田さんがこの新聞の趣旨・手法・西成版での計画についてお話し、さらに山田さんの過去の作品も紹介されました。「西成なるへそ新聞」は、都市の移り変わりを紙面上でシュミレーションしていく、ユニークな新聞プロジェクトです。子どもの頃の仕事やあそび場の話、昔住んでいた家で起こった出来事などを街の方がたにうかがい、ニュースや小説や漫画や広告等々のかたちで紹介していきます。

さらに、新聞の紙面は、街の地図のような姿を持っています。長い時間をかけて街が変わって行くように、この新聞も徐々に記事やレイアウトが変わって行く予定です。記事内容については、ぜひ実際の記事をご覧ください。

後半では、地域研究者の山田創平さんをお招きし、対談形式でさらにお話をうかがっていきました。

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山田(創)さんからは、キーワードとして「コミュニケーション」をあげ、なぜこのような方法で新聞を作っていこうと思ったのか、時空を超えていく感覚についてなど、いくつかの面から質問を投げかけていただきました。「西成なるへそ新聞」が普段目にする新聞と異なるのは、いろんな時点のごく私的な個人の思い出が、一様に現在時制の出来事として書かれていることです。

今回取材を通して現れてきた街の様々な風景は、自分が体験した記憶ではないはずですが、なぜか読み手の心の中に、そこに在るかのようにイメージが浮かんできます。山田(亘)さんの「他者の記憶によって自分の中の記憶が懐かしまれるのではないか」という言葉が印象的でした。

「西成なるへそ新聞」これから1年間、発行していきます。
取材を通してどのような街の記憶や風景が掘り起こされていくのか、今後にご期待ください。
キックオフ・ミーティング終了後には、「記者として一緒になるへそ新聞を作ってみよう」と数人の方が集まってくださいました。

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ブレーカープロジェクトでは、引き続き一緒に取材していく記者メンバーを募集しています。
次回の記者ミーティングは4月14日(日)ですので、関心のある方はこちらよりご連絡ください。

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