【レポート】薮内美佐子ワークショップ「サラのボロ布」その1
2014年8月13日(水)更新レポート
水彩絵の具で文字をなぞる「鳥に色を塗っておいてね」につづき、ネクタイをほどいてブックカバーを作るワークショップ「サラのボロ布」が始まりました。
退職後に手芸の面白さに目覚めたというSさんや、近くの郵便局員さん親子、薮内さんのお友だちなど、「たんす」での作業は初めてという方を含め13人が参加。にぎやかな声が外にもれていたためか、通りがかりに立ち寄ったり、ご近所さんがのぞきに来たりと、さらに人を引き寄せたようです。
ワークショップは途中の出入りも自由なので、開始から1時間余りは次々にやってくる参加者への対応が重なり、ややヒートアップするのですが、先に始めた方が手順を把握するにつれ、後から来た方に教えてくださいます。この「たんす」らしい「教え合いっこスタイル」が始まると、徐々におしゃべりしながら作業する時間になっていきました。
ネクタイは各自が持参したもののほか、近しい方からの提供もあって、スタッフもブックカバーづくりに挑戦しました。
初めてのネクタイ解体作業。解いていくと白い中芯が現れたり、刺繍のある生地裏は全く表模様と異なることなど発見がありました。芯を外した布はアイロンで折り目を伸ばし、長方形になるよう切って縫い合わせ余り布でアップリケを付けて形を整えてから裏地をつけます。作業は途中までとなり、持ち帰ったり、次回へ持ち越しとなりました。
皆さんが外したネクタイの中芯は1枚ずつ巻かれて箱の中に収まりましたが、その様子がおもしろいと思いました。
(たんすコンシェルジュ:松田薫)