Project

新・福寿荘|花岡伸宏

Breaker Project 2018-2019

新・福寿荘|花岡伸宏

つくるということ
プロジェクト期間|2018年7月-2020年3月
展覧会|2020年2月20日(木)〜3月5日(木)

*展覧会(3月3日-5 日)、及びワークショップ「家庭でできる彫刻」は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から中止となった。


2018-2019年度のレジデンス事業では、彫刻家・花岡伸宏を迎えてプロジェクトを実施しました。今回は、「つくるという行為は生活の延長線上にある"彫刻する"ということである」という花岡の近年の制作に通底するコンセプトを深めようと、暮らしのなかの「主張のない」ものづくりをキーワードに、大阪市西成区のまちを散策することから始まっています。これまでは、自分自身や家族との生活のなかから表現を掘り下げる作業をしてきたという花岡ですが、リサーチで出会った人々との会話や生活の様子、ものづくりへのモチベーションやエネルギーが、改めて「つくる」というこにとついての態度や必然性を考えるきっかけとなり「"つくるということ"の拡張を図る」という構想が少しずつ浮かび上がってきました。
特に女性たちの手仕事、編物や裁縫に注目し、展覧会では出会った人々の日々の営みのなかでつくられたもの、花岡から依頼して創作してもらったもの、また道端で見つけたものなどが、作家自身が制作した彫刻作品と合わさって空間が構成されています。



Breaker Project 2018-2019

花岡伸宏「つくるということ」

展示設営|高橋和広(KUSUNOKI WORKS) 
展示協力|後藤雅樹(ジーファクトリー)
グラフィックデザイン|高橋静香
協力|西成区社会福祉協議会、今宮ふれあい地域活動協議会、NPO法人まちづくり今宮、山王地域活動協議会、天下茶屋地域活動協議会、kioku手芸館「たんす」、炭火焼き備長、中井質店、浅海晴江、板坂昭乃、今村敏子、牛尾緋美子・一琳・東蓉、金木美智子(フリーダム)、草田武子、小西勇儀、須藤よし子、谷 良枝、玉越多江子、中田久江、廣島幸一・道子、松浦春治、松本香壽子、宮田君代 ほか作品制作に協力いただいたみなさま、MORI YU GALLERY(敬称略・順不同)


主催|ブレーカープロジェクト実行委員会
(大阪市、特定非営利活動法人記録と表現とメディアのための組織、一般社団法人brk collective)
共催|大阪府立江之子島文化芸術創造センター [enoco]
助成|一般財団法人地域創造
ディレクター|雨森信 事務局|松尾真由子、高岩みのり、室谷智子

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花岡伸宏 - HANAOKA Nobuhiro
彫刻家。1980年広島生まれ。京都在住。2006年に京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程修了。近年の主なグループ展に「六本木クロッシング2019展 つないでみる」(森美術館、2019年)、「東アジア文化都市2017京都 アジア回廊現代美術展」(二条城、2017年)、「still moving @KCUA」(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、2015年)、「ユーモアと飛躍 そこに触れる」(岡崎市美術博物館、愛知、2013年)などがある。
作為と無作為の間を行き来しながら、身の回りの物や木彫、既製品などを組み合わせた立体作品を主に制作している。
http://hanaoka.p2.weblife.me//

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