Project

新・福寿荘|草本利枝

地域に根ざした創造活動拠点の実験 2014-2015

新・福寿荘|草本利枝

ニシナリにfenceはないと猫は言う

プロジェクト実施期間|2015年12月〜2016年2月
展覧会@大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco] |2016年3月1日(火)〜12日(土)


2014年度より始動した築60年の木造アパートである創造活動拠点<新・福寿荘>の元居住空間という特性を活かしたレジデンス事業では、
2015年度は、場所や人と向き合い、長期に渡って関係性を紡ぎながら写真を撮り続ける写真家・草本利枝が滞在制作を行い、うつろいゆく西成のまちの「いま」を記録。暗黙の境界で区切られるエリアを猫のようにすり抜けながら、さまざまな時代の痕跡が幾重にも残るまちの風景やスナップ、ここで暮らす人や来訪者のポートレートを撮影。また、滞在期間に出会った地域の人々からお借りした昔の写真も合わせて、大阪府立江之子島文化芸術創造センターで展覧会を開催しました。


地域に根ざした創造活動拠点の実験 2014-2015

草本利枝「ニシナリにfenceはないと猫は言う」」

協力|山王連合振興町会/飛田地区商店街連合/飛田新地協同組合/飛田新地料理組合/飛田連合振興町会/社会福祉法人山王みどり会 ほか作品制作に協力いただいた皆様(順不同)
展示作品提供|高木 進、冨永 武、成田久司、松永富夫
展示設営|池上将暢(STUDIO-A)、坪田 直
設営協力|KUSUNOKI WORKS(高橋和広、高橋静香)

主催|ブレーカープロジェクト実行委員会
助成|一般財団法人地域創造/公益財団法人福武財団/アーツサポート関西
ディレクター|雨森信 事務局|松尾真由子/高岩みのり

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草本利枝 - KUSAMOTO Toshie

写真家。1970年大分県生まれ。京都府在住。同志社大学文学部、東京綜合写真専門学校卒業。
第11、12回写真「ひとつぼ展」(1998年)入選。東京で雑誌などを中心に活動した後、2005年京都に拠点を移す。2007年PUNCTUM(東京)にて個展。 別府現代美術フェスティバル「混浴温泉世界」ではメインビジュアルの撮影を担当するほか、出身地である別府市の倉庫を友人たちと改装しギャラリーを開設、個展を開催。またダンサーと障がいがある人のワークショップ、ALS患者の独居支援プロジェクトなど様々な身体の交流する「場」を撮影。東日本大震災以降、宮城県女川町で日常を失ってしまった人々とともに表現と活動の場をつくり出すことをめざす「対話工房」に参加。仮設に暮らす小学生の成長の記録を続けている。

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