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2016年2月18日(木)更新地域に根ざした創造活動拠点の実験

3/1(火)|ギャラリー・トーク
これまでの草本の活動とともに、今回の制作プロセスにおけるエピソードを紹介。このまちで「写真を撮ること」、記録と表現について考えます。


skusamoto.jpg草本利枝(写真家)

写真家。大分県別府市生まれ。京都市在住。第11、12回写真「ひとつぼ展」(1998年)入選。東京で雑誌などを中心に活動したが、2005年京都に拠点を移す。2007年PUNCTUM(東京)にて個展。 別府現代美術フェスティバル「混浴温泉世界」ではメインビジュアルの撮影を担当するほか、別府市の倉庫を自ら改装しギャラリーを開設、個展を開催。またダンサーと障がいがある人のワークショップ、ALS患者の独居支援プロジェクトなど様々な身体の交流する「場」を撮影。東日本大震災以降、宮城県女川町で日常を失ってしまった人々と共に表現と活動の場を作り出すことを目指す「対話工房」に参加。仮設に暮らす小学生の成長の記録を続けている。

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3/3(木)|社会と関わるアートを考える
1990年代以降、日本全国において拡がりを見せる「アートプロジェクト」。現実の社会と関わる様々なアートの実践を研究する3名のゲストと共に、各地のアートプロジェクトやブレーカープロジェクトの活動について分析、考察します。


sasa.jpg笹島秀晃(都市社会学/大阪市立大学大学院文学研究科教員)
大阪市立大学大学院文学研究科・専任講師(社会学)。近年は、都市における美 術制度の変化に注目し、20世紀のニューヨークやロンドンの比較研究 を行って いる。主な業績は、「SoHoにおける芸術家街の形成とジェントリフィケーショ ン」(『日本都市社会学会年報』、2014年)、「アート による地域再生の今日 的様相:横浜市初黄・日ノ出町における安全・安心まちづくりと芸術不動産事業 に着目して」(『ヘスティアとクリオ』、 2011年)。


stakeda.jpg竹田恵子(文化研究、パフォーマンス研究/東京大学情報学環教員)
博士(学術)。東京大学 情報学環 特任助教/お茶の水女子大学 リサーチフェロー。立教大学ほか非常勤講師。「社会の芸術フォーラム」発起人、運営委員、事務局。論文に「1990年代日本におけるHIV/エイズをめぐる対抗クレイムのレトリック分析―古橋悌二の言説を中心に」『年報社会学論集 第24号』(2011)、「ダムタイプによるパフォーマンス「S/N」(1994年初演)における引用の様態と作品構造」『日本演劇学論集 第58号』(2014)などがある。

syoshizawa2014_s.jpg吉澤弥生(芸術社会学/共立女子大学文芸学部教員)
NPO法人地域文化に関する情報とプロジェクト[recip]理事、NPO法人アートNPOリンク理事。近著に論文「労働者としての芸術家たち」(『文化経済学』39号、2015)、「大阪の現代芸術事業の周辺で起きたこと」(『上方芸能』191号、2014)、単著『芸術は社会を変えるか?』(青弓社、2011)など。










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3/5(土)|大阪ディープサウス秘史
『通天閣 新・日本資本主義発達史』の著者、酒井隆史氏を招き、草本が今回展示するまちの風景やポートレート、また住民から集めた昔の写真を素材にこのまちの知られざる秘話から歴史を紐解きます。
聞き手>>草本利枝

sakai_t.jpg酒井隆史(社会思想/大阪府立大学人間社会学部教員)
1965年生。社会思想史、都市文化論。大阪府立大学人間社会学部教員。主な著書に『自由論』青土社、『暴力の哲学』河出書房新社、最近著に『通天閣------新・日本資本主義発達史』青土社。翻訳にマイケル・ハート、アントニオ・ネグリ『<帝国>』以文社(共訳)、マイク・デイヴィス『スラムの惑星』(監訳)などがある。




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3/8(火)|地域に根ざした創造活動拠点:kioku手芸館 たんす」
西成区山王にある元タンス店を活用した「kioku手芸館 たんす」を拠点に、地域の女性たちを中心とした参加者とともに創作活動を行ってきた薮内が、2年に渡るプロジェクトを振り返ります。また『今日の限界芸術』の著者、福住廉氏を招き、「たんす」に集まる住民たちの作品や創作にスポットをあて、誰もがもつ秘められた創造性の原点に迫ります。


sfukuzumi.jpg福住 廉(美術評論家)
美術評論家。1975年生まれ。著書に『今日の限界芸術』など。「artscape」、「共同通信」で毎月展評を連載しているほか、展覧会の企画も手がける。おもなキュレーションに「今日の限界芸術百選」(まつだい「農舞台」)など。現在、東京藝術大学、女子美術大学、多摩美術大学非常勤講師。





misako.jpg薮内美佐子(美術家)
1964年生まれ。絵画、アニメーション、編みぐるみ、詩などをゆっくりしたペースで発表。1984年よりdumb typeにて活動。また他アーティストと共同で ショウやハプニングを発表。近年は 高谷史郎パフォーマンス作品 3作に参加。 HAPPY SPOT NARA 2014 - 2015に参加。2013年より音楽ユニット 山/完全版を作り活動中。身の回りに起こる出来事の新たな側面や組み合わせの妙に好奇心を持ち探求したいと思っている。




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3/10(木)|教育×福祉×芸術文化:協働の可能性
ブレーカープロジェクトでは、活動するエリアの町会や商店街、学校、福祉施設などと積極的に連携を図っています。本トークでは、これまでのプロジェクトで深く関わりのある3名の方をお招きし、活動を振り返りながら、分野を超えた協働の可能性を探ります。


kawasaki.jpg川﨑洋幹(社会福祉法人山王みどり会 社会福祉士)
1980年京都府生まれ。社会福祉士。社会福祉法人山王みどり会山王地域在宅サービスステーションみどり苑施設長。教員を目指し教職課程を履修していたが、作業所での実習体験から福祉の世界へ進もうと決心し西成区の建具屋さんに就職。現在に至る。






nishino.jpg西野伸一(わかくさ保育園/にしなり☆あそぼパークproject)
1973年大阪府生まれ。保育士。社会福祉法人石井記念愛染園「わかくさ保育園」主任。それまでは同法人「愛染橋保育園・児童館」で13年、「今池こどもの家」で4年勤務する。現在、2000年に発足した西成区で活動する様々な団体が登録する「わが町にしなり子育てネット」事務局次長。同ネットが取り組む「にしなり☆あそぼパークProject」代表。





shayashida.jpg林田照男(大阪府立西成高等学校教員)
1972年大阪市西成区山王町1丁目に生まれる。
大学に行くまでの18年間をこの地で過ごす。両親健在で今も在住。大学では仏像の研究を行っていたが、人間相手の仕事の方が楽しい思い、大阪府立高校教員に。岸和田の学校を経て、10年前に西成高校へ赴任。現在教頭。






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3/12(土)|地域に根ざした創造活動拠点:作業場をつくってみる!
2015年3月で閉校となった今宮小学校で取り組んでいるプロジェクト「作業場をつくってみる!」は、運動場の片隅に眠っていた陶芸窯との偶然の出会いがきっかけとなっています。現在、この陶芸窯を中心に地域に開かれた創造活動拠点を地域の人々と共につくっていこうとプロジェクトを試行中。現場に関わるアーティストやスタッフを交え、今後の展望を語り合います。


jinjin.jpgきむらとしろうじんじん(美術家)
1967年新潟県生まれ。京都在住。京都市立芸術大学大学院美術研究科で陶芸を学ぶ。1995年より、大小2台のリヤカーに、陶芸窯・素焼きのお茶碗・うわぐすりなどの陶芸道具一式と、お抹茶セット一式を積んでまちの様々な場所に あらわれる移動式カフェ - 旅回りのお茶会「野点ー焼立器飲茶美味窯付移動車」を全国各地で開催している。また、2010年度〜2013年度には東京アートポイント計画の一環として、東京都台東区谷中界隈を舞台にしたアートプロジェクト「ぐるぐるヤ→ミ→プロジェクト」に関わる。



sBuBu_photo|Ayaka-Umeda.jpgブブ・ド・ラ・マドレーヌ(美術家)
アーティスト。時々ドラァグクイーン。パフォーマンスや映像、テキスト等を使って制作している。1992年以降はHIV/エイズの予防とケア、セックスワーカーの性的健康、触法障碍者・高齢者の福祉にも携わる。http://www.otafinearts.com/ja/artists/bubu-de-la-madeleine/











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>>草本利枝 写真展+連続トーク「二シナリにfenceはないと猫は言う」開催概要はこちら

|お申し込み方法|
こちらより必須項目及び、メッセージ欄に、①参加日 ②参加人数を明記のうえお申し込みください。
なお、定員に達しなかった場合は、当日の受付も行います。

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