2024年4月25日(木)更新お知らせ
この度、大阪市の文化事業として取り組んできましたBreaker Projectは、2024年3月をもちまして、諸般の事情により終了しましたことをご報告いたします。
2003年より21年間、これまで多くのみなさまのご支援、ご協力のもと、プロジェクトが継続してこられましたことを心より感謝申しあげます。
尚、「作業場@旧今宮小学校」につきましては、引き続き大阪市(西成区)の事業として新体制による継続が決定しております。Breaker Projectディレクターを務めてまいりました私、雨森は新体制には入らず、これまで事務局を担ってきた高岩みのり、松尾真由子を中心に構成する一般社団法人brk collectiveがその運営を担ってまいります。
2003年にプロジェクトを始動してから、延べ52組のアーティストの方々と共にさまざまな実験/実践に取り組むなかで、試行錯誤しながら多くのことを学び、地域に根ざしたアートプロジェクトは継続することで、どこへ向かっていくのか考え続けてきました。地域の中の小さな創造活動拠点をつくっていくことは、その一つの答えでもあり、作業場やkioku手芸館「たんす」が次世代に継続されていくことで、これまでの活動の蓄積がこの地域で今後さらに活かされていくことを期待しています。
そして、Breaker Projectの近況といたしましては、昨年度の事業報告書や3月に開催しました展覧会「西成で植物を採集するということ」のドキュメントなど、鋭意作成中です。お世話になった皆さまには、また改めまして、ドキュメントブックの完成のお知らせ方々、今後の展開等をお伝えできればと思っております。
簡単ではございますが、取り急ぎまして、事業終了のお知らせとこれまで長きにわたるご愛顧への感謝をお伝えするとともに、皆様のさらなるご活躍をお祈り申しあげます。本当にありがとうございました。
Breaker Project
ディレクター 雨森 信
【Breaker Projectに関する今後のお問い合わせ】
引き続きこちら よりお問い合わせください。
※当ホームページはアーカイブとして残していく予定です。
【「作業場@旧今宮小学校」に関する今後のお問合せ】
ちょちょまうヴァナキュラー実行委員会(大阪市、一般社団法人brk collective)
TEL:070-5046-8667
コンタクトフォーム
Facebook: https://www.facebook.com/chochovana
※ホームページが立ち上がるまでは、主にこちらのFacebookで開催情報をお知らせします。
2024年3月 1日(金)〜17日(日) close:月〜水お知らせ
フライヤーダウンロード
2022年度より、大阪・西成のフィールドワークを展開してきました美術家・岩谷雪子による展覧会を開催します。
岩谷は、雑草と呼ばれ見過ごされがちな植物に注目し、個々の形状や生態、それらを取り巻く私たち人間の営み含めた環境を注意深く観察しながら、採集した植物を乾燥させて再構成する立体やインスタレーション作品を制作する作家です。
今回のレジデンスでは、都会のなかでたくましく(またひっそりと)自生・共生する植物をリサーチし、そこで見えてくる風景やその背後にある事象にもまなざしを向けながら、1年以上かけてフィールドワークを展開してきました。植物を採集した空き地や公園などを中心に、その土地の変遷やそれにまつわる人々の記憶を聞き取るなど、リサーチを通して収集したものや道端で見つけた(拾った)ものなども作品の要素となっています。
展覧会「西成で植物を採集するということ」では、メイン会場と合わせて、まちを歩きながら点在する作品をご覧いただきます。刻々と変化していくまちの風景や路傍の植物と共に、岩谷雪子の新作をご鑑賞ください。
また、3月3日(日)には、二人のゲストを招いたアーティスト・トークも実施します。今回のフィールドワークや作品を振り返りつつ、路傍の植物に向けるまなざし、植物を通して見えてくる社会など、様々な切り口で掘り下げます。
2023年10月28日(土)お知らせ
きむらとしろうじんじんと、2021年度より取り組むプロジェクト<ちょちょまうヴァナキュラー(略称:ちょちょヴァナ)」、今年も開催します!
2023年4月15日(土)・5月20日(土),21日(日)・6月24日(土),25日(日)お知らせ
photo:草本利枝
<作業場>は、2015年に廃校になった今宮小学校の校庭の一角で、美術家のきむらとしろうじんじんらとともにスタートした活動です。
小学校に残る陶芸窯や倉庫、学習園、廃材など、あるものを活かして、地域内外の子どもから90歳代といった多世代の参加者と共に創造の場づくりに取り組んでいます。
「土の再生やこねる作業から始まる陶芸作業」、「廃材を利用した積み木づくりや木工作業」、「土の循環から考える小さな庭づくり」、「学習園を再利用した畑作業・堆肥づくり」など、様々な作業の準備から片づけまでを参加者のみなさんと行いながら、誰もが立ち寄れる地域に開かれた場としてオープンしています。
見学だけでも大歓迎ですので、興味のある方はぜひ一度お立ち寄りください!
2023年3月18日(土)お知らせ
《文化的土壌の形成に向けて》
各地で開催されるようになった芸術祭やアートプロジェクト、また美術館で行われる教育プログラムやアウトリーチ事業が、特定のアートファンだけではない人々へもアプローチし、社会との新たな回路を生み出しつつあります。プログラム/プロジェクトに参加する人が得た何かしらの発見や経験が蓄積し、フィードバックされ、それぞれの気づきや変化が周りへと連鎖、地域における文化的土壌の形成へとつながっていくことが期待されています。一方、実践の積み重ねが必要不可欠であるにもかかわらず、継続していくことの難しさを抱えている現場も少なくないはずです。
2003年よりアーティストと共に創造の現場を日常の中につくってきたブレーカープロジェクトでは、予期せぬ出会いを誘発したり、私たち一人ひとりに潜在する創造性やまちの資源、課題を掘り起こしたり、福祉や教育、まちづくりなど他領域とのネットワークを形成してきましたが、「アートだからこそできること」を原点に戻って考えてみる必要性も感じています。
現在ではあたりまえのように実施されるワークショップやアートプロジェクトですが、今回のトークでは、そういった取り組みの先駆けとなった水戸芸術館や金沢21世紀美術館に立ち上げから関わり、アートを介して多くの人々が関わる仕掛け/しくみづくりに取り組んできた黒澤伸氏をゲストにお迎えし、実験的/創造的な学びの機会をいかに生み出していったのか、そのルーツにも触れながら現在に至る変遷を紐解いていきます。後半は、美術館やアートプロジェクトという枠組みに囚われず、時間をかけて耕されていく文化的土壌に必要なことは何か、広い意味でのラーニングや連携のあり方について考えます。
2023年1月21日(土)・22日(土),2月18日(日)・19日(日),3月25日(土)・26日(日)お知らせ
photo:金サジ
<作業場>は、2015年に廃校になった今宮小学校の校庭の一角で、美術家のきむらとしろうじんじんらとともにスタートした活動です。
小学校に残る陶芸窯や倉庫、学習園、廃材など、あるものを活かして、地域内外の子どもから90歳代といった多世代の参加者と共に創造の場づくりに取り組んでいます。
「土の再生やこねる作業から始まる陶芸作業」、「廃材を利用した積み木づくりや木工作業」、「土の循環から考える小さな庭づくり」、「学習園を再利用した畑作業・堆肥づくり」など、様々な作業の準備から片づけまでを参加者のみなさんと行いながら、誰もが立ち寄れる地域に開かれた場としてオープンしています。
見学だけでも大歓迎ですので、興味のある方はぜひ一度お立ち寄りください!
2022年10月15日(土),11月20日(日),12月24日(土)・25日(日)お知らせ
photo(右):麥生田兵吾
11/20(日)の「西成・子どもオーケストラ」では、久々にテニスコーツのさやさんと、スペシャルゲストとして、ドイツ・ミュンヘンより新型ブラスバンド、ホッホツァイツカペレのみなさんをお迎えします!
<作業場>は、2015年に廃校になった今宮小学校の校庭の一角で、美術家のきむらとしろうじんじんらとともにスタートした活動です。
小学校に残る陶芸窯や倉庫、学習園、廃材など、あるものを活かして、地域内外の子どもから90歳代といった多世代の参加者と共に創造の場づくりに取り組んでいます。
「土の再生やこねる作業から始まる陶芸作業」、「廃材を利用した積み木づくりや木工作業」、「土の循環から考える小さな庭づくり」、「学習園を再利用した畑作業・堆肥づくり」など、様々な作業の準備から片づけまでを参加者のみなさんと行いながら、誰もが立ち寄れる地域に開かれた場としてオープンしています。
見学だけでも大歓迎ですので、興味のある方はぜひ一度お立ち寄りください!